1年というのはあっという間で、昨年初めて参加した同イベントに
今年も参加してきました。
 http://homepage2.nifty.com/neuron/bn/t99.html

 どうでもいい話ですが、会場となる雀荘があるニュー新橋ビルは
ちょっと独特の雰囲気が漂う場所です。ビル内のほとんどの場所が
アジア系の方がいるマッサージ店で、スタイルのいい女性が
「お兄さんどうですか~」と誘ってきます。
 また、トイレにも入口にチップを入れるところがあり、
どことなく日本っぽくない感じがある場所です。

 すっかりこのイベントは根付いてきているようで、
今回もキャンセル待ちが出るほどの盛況ぶり。
女流プロ自ら受付をされていて、参加費を支払うと
まず記念品を渡されます。
 協賛企業からのグッズで、タオルとかボールペンとか、
こういうイベントでよく見る類のものと思ってください。
 
 流れとしては、一日に3回、卓を囲みます。卓には
一人、プロであったり、あるいは麻雀に関わりの深いゲストだったりが
参加されます。とても親切に接してくださるので、自分みたいに
点棒計算ができない人でも安心して参加できます。

 最初に同卓したのは石井あやプロ。
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 MONDOTVでもおなじみの方ですね。TV対局では
メガネをかけている姿をあまり見た覚えがないので、
なんだか新鮮でした。
 対局はといえば、東1局親でいきなり親満を
あがるという、挨拶代わりの大打撃。結局、何事もなかった
かのように石井プロが1位となりました。
 プロのすごいところは、その佇まいというか一つひとつの
動作にあると思います。強いとか弱いっていうことは、
個人差があって当然なので、自分はその滑らかな
打ち方を見るだけで満足なところがあります。

 2戦目は樋口清香プロ。
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 1戦目で役満を振り込んでしまったらしく
開き直ったかのようにこの2戦目は危なげなく1位。
以前、二階堂姉妹のトークイベントで小島武夫プロも
おっしゃっていましたが、プロに求められるのは
こういう気持ちの切り替えだっていうことを改めて実感しました。

 3戦目は来賀友志さん。来賀さんの経歴はこちら。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%A5%E8%B3%80%E5%8F%8B%E5%BF%97 
 
 たとえば、女流プロと卓を囲んでみたいと思ったら、
雀荘に足しげく通う等すればチャンスはあるでしょう。
こういった方と打てるというのが、このイベントの大きな魅力です。 

 対局の間には、白血病を克服された方からのお話を聞けます。
骨髄移植=完治ではないといった、なかなか気づきにくいことや
どのように社会復帰されたか等、とても興味深い話でした。
 このイベントの主催者である山口明大プロは
次のとおりおっしゃっていました。

「病気になったことは不運だったが、不幸だとは思っていない。
人生は麻雀と似ているところがあって、たとえ何度振り込んだとしても
取り返せる。だから、あきらめないことが大事」

 骨髄バンクに登録するのは抵抗があるという方も、
献血を一回するだけで、助けられる命があるかもしれないという
ことを知ってほしい。そうもおっしゃっていました。
来年もきっと実施されるであろう、このイベント。
全然敷居は高くないので、ぜひ参加してみてください。